パークゴルフとは
パークゴルフは、いつでも、誰でも、子どもからお年寄りの方まで、男女を問わず幅広い層の人々が、同じ条件で楽しめる新しいスポーツです。その魅力は愛好者の爆発的な増加からもわかるように、現在は、北海道はもちろん全国的に普及しつつあります。
1.自然のあるがままに
2.三世代交流のスポーツ
3.安全で楽しいスポーツ
という3つの原点をベースに、スポーツとして楽しいだけでなく健康面でも高く評価されています。
用具
パークゴルフは、クラブ1本とボール1個とティがあれば、誰でもプレーを楽しめる簡単なスポーツです。
■クラブ
使用するクラブは、ヘッドが木質で重さ600g以下、長さは86cm以下と決められています。シャフトは木製かグラスファイバー製、グリップは木室かレザーかラバーとします。
打球面はプラスチックで強化してもOKとされています。
■ボール
ボールは直径6cmのプラスチック製で、重さは80〜95gのものを使用します。自分なりの印を付けておくと便利です。
■ティ
最初にボールを打つ時には、ティ(ボールをのせる台)に乗せて打ちます。ティは弾性ゴムでできたもので、高さは2.3cm以下と規定されています。
■マーカー
同伴者のボールが邪魔になった際に目印として使います。
コインでも代用できます。
■服装
自然を楽しむパークゴルフには、軽快でスポーティな服装が似合います。
また、帽子やサンバイザー、バーカーやカーディガンなどがあると役立ちます。
靴は底が平らな運動靴が適しています。ハイヒールなどは芝生を痛めますので止めましょう。
プレーの楽しみ方
パークゴルフはスタート地点(ティグラウンド)からボールを打ち、いかに少ない打数でカップに入れ、コースをまわるかを競います。スタートから各カップまでを1ホールといい、9ホールでハーフ(半分の意味)、18ホールで1ラウンドといい、これが1ゲームとなります。
1ホールの距離は、20〜100mで、パー(基準打数)は、3〜5となります。1ラウンド、パー66(ハーフ33)で競技します。また、ルールに違反した場合は、すべて2打数加算のペナルティ(罰)が課せられます。
コースには、フェアウエー(芝を刈った中央部分)とラフ(芝の長い部分)があり、途中にはバンカー(砂地)や、さらにプレーを禁止するOB(アウト・オブ・バウンズ)区域などがあり、それらの配置によって難易度が変わってきます。
クラブのにぎり方(グリップ)
どの振り方も固く握らず八分の力で握ります。飛ぶ距離も変わりませんので、実際に試して打ちやすい握り方が適しています。
A.オーバーラッピング・グリップ
まず、左手の親指をクラブの真上に置き(右ききの方)、残り4本の指でクラブをしっかり握ります。右手は、右側から左手に合わせるように添えて握り、右手の小指を左手の人差指に重ねます。
B.インターロッキング・グリップ
右手の小指と左手の人差指をからめるように握ります。
C.ベースボール・グリップ
右手の小指と左手の人差指をからめないよう握ります。
アドレス
ボールを打つ時のかまえをアドレスと呼び、標準的なスタイルとしては、まず足を肩幅くらいに広げ、体重は両足に均等にかかるようにして打ちます。
■ティショット(最初の一打)の位置
ティショットの位置は、左足のカカトの線上に置くようにします。
■フェアウエーショットの位置
フェアウエーショットの位置は、両足の中間の地点に位置するようにします。
■ラフ・バンカーショットの位置
深いラフやバンカーからのショットは、右足寄りに位置します。
アドレス
ボールを打つためのスイングの基本は、スイートスポットに正確にあてることです。まず打ちたい方向に向って正しくアドレスし、次にリラックスした状態で、飛ばしたい距離に応じてゆっくりと後方にクラブを引き上げ、そのまま打ち下ろします。ボールから目を離さないことが大切です。